江崎芳雄・専務理事のコーナー



専務理事コーナーの開設について

 公益財団法人家計経済研究所専務理事の江崎です。今般私のコーナーを研究所のHPの中に設けることにしました。
 本研究所は毎年秋に「消費生活に関するパネル調査」を公表しています。この調査は平成5年(1993年)以来続けており、個票データの形で研究者にも広く提供しています。、いまや家計の行動を分析する際の不可欠のデータになっており、世界でも有数のデータベースになっていると思います。
 また研究所自身でもこれらのデータベースや特別調査に基づいて家計に関する経済分析(『世帯内分配と世代間移転の経済分析』チャールズ・ユウジ・ホリオカ&(財)家計経済研究所編 2008年 等)を適宜公表しています。
 これらのミクロ(micro)データとならび、マクロのデータも当研究所のHPから簡単に利用できれば、ミクロデータに基づく分析を行う際に何かと便利ではないかと思います。そこでマクロデータの代表例である国民経済計算(SNA)のデータを本コーナーに掲載しました。
 SNAは非常に豊富な情報量を持っていますが、支払/受取の勘定体系になっていることや帰属計算といった特殊な概念を採用していること等から使いこなすのは容易ではありません。またそこで用いられている用語にも難渋なものが多数あります。そこでこれらを初心者でも容易に使えることを主眼にデータベースを整理・作成しました。使いやすいようにデータを整理・加工しています。また使用する上で最低限必要な範囲で勘定体系や用語に関する簡単な解説を加えました。
 同時にSNAデータの勘所、見所を適宜紹介しています。特に最近の財政状況や社会保障を議論するにはSNAのデータが寄与するところが大きいと思います。
 元になったデータは基本的には内閣府 経済社会総合研究所 国民経済計算部が推計している「国民経済計算」です。体系や用語の詳細な解説は国民経済計算年報や計算部のHPに掲載されています。必要な場合にはさらにこれらをご覧ください。

 本コーナーは建設途上です。SNAのデータの追加充実、米国の同様のデータなどを今後追加していきたいと思っています。さらにはデータ以外のものも掲載していければと思っています。

2010年 盛夏 江崎芳雄


追記:本コーナーの説明や意見にわたるところは筆者個人に属し、所属機関の見解等を示すものではありません。

追加
○2010年8月  米国のSNAデータを追加しました
○2010年12月 非金融法人企業部門の勘定表と米国との比較用に米国の非金融法人企業部門の計数を加工したものを追加しました
○2011年3月  米国の国際収支、対外資産負債残高のデータを追加しました(季刊 家計経済研究 2011 Springの筆者のコラムに対応
           したデータになっています)



GDP、GDE


一国全体の計数


家計部門


政府部門


企業部門


海外部門



米国のSNA


米国の国際収支および対外資産負債残高